井の頭桜

桜を求めてさまよう狩人(ハンター)かっ!(←諸々悪い例)
本日の桜は、井の頭公園編。正確には井の頭恩賜公園



桜は、もう結構葉っぱ状態になってしまっているけど、牡丹桜の開花はやや遅いので、まだ見頃。

恋人同士で乗ると別れることで有名なボート。「弁財天が嫉妬するから」という後ろ盾で定着した都市伝説だけど、もしあなたにお目当ての女の子がいて、しかもその子が、そんな都市伝説を真に受けるタイプなら、「いやボートに乗ったくらいで絶対別れるはずないって!試しに俺と付き合って一緒にボート乗ろうぜ!」と言えばイイ。女の子が「そんなことあるわけないじゃん」というタイプなら、「いやあのボートに乗ったら絶対別れるって!試しに俺と付き合ってボートに乗ろうぜ!」と言えばイイ。
どちらにしても、別れることになる気はする。


弁財天では、ちょうどお祭りだったらしく、祭り囃子が奏でられ、獅子舞やひょっとこが舞い踊る。長崎でも見たが、今年はよく獅子舞を目にしている。獅子舞は病を遠ざけるというから、今年は(も)病気をしないに違いない。でも頭を噛んでもらわなきゃダメなの?


ところで暴走族と呼ばれる方々は、ヘルメットの代わりに獅子頭をかぶって暴走すれば、縁起物として大変有り難がられるかもしれない。風呂敷のような反物が風になびく姿は、幼い日にテレビで見たヒーローそのもの。でも視界が狭くなって、事故る確率も高まりそう。まぁ人を巻き込まず自爆するだけなら、それはそれで。爆風で空高く舞い上がる獅子頭。絵になるなぁ。文字通り獅子舞。お仕舞い。


気付いたら、いつの間にか『桜→つけ麺→桜→つけ麺』というローテーションにハマっている気がする。これが春のトラップというヤツかぁ。

古武士


『古武士』。
昔は開店前から行列が出来るほどの有名店。その勢いに乗って店舗を増やし、都内のみならず仙台にまで出店したが、急激な店舗数増加により質の低下を招き評判を下げ、さらに出店資金を回収するに至らず撤退する店舗もあり、資金繰りが悪化。結果倒産。栄枯盛衰。
その倒産から1年と少し後の20006年9月に、昔のスタッフにより、再度新宿・小滝橋通りに復活を遂げる。


営業再開して間もなくの頃にも、すでに訪れてはいたが、その時の印象は「?」。新生・古武士の味は、昔のそれとは明らかに違っていた。何度か食べたとはいえ、さすがに昔の古武士の味を克明に覚えているわけではなかったが、思い出が美化されているわけではなく、ハッキリとした違和感を持った。だから食べている間ずっと「?」。しかし久々に訪れたこの日は、営業を再開した当初よりも、昔の味に近付けようとしている努力は感じられた。


我が事ながら、何で『つけ麺』というカテゴリを作らないんだろう?と、ふと思ったけど、個人的な味の感想や評価はしていないし、場所や営業時間も明記していないので、データベースとして、あんまり役に立たないからだ、と思い至る。

かまたまーめん


新宿『風雲児』の「かまたまーめん」。
17時から1日15食限定という代物。その名の通り、かまたまうどんのラーメン版。お好みで、すだちなどで味を変えたりしても美味。
お店が出来たばかりの頃から知っているけど、いまや毎日行列が出来るほどの人気店になって、並ばなけりゃ食べれない。ちょっと寂しい気もするが、いつの間にか閉店しちゃってる!なんていう悲劇を何度も経験している身としては、並ぶぐらいなんぼのもんじゃい、という感じ。

20000V

高円寺のライブハウス『20000V』へ。

ライブ前の腹ごしらえに『佐世保バーガー』。暗い店内なので画像はマズいが、味は美味い。店名は「佐世保バーガー」だけど、社長が佐世保出身であって、同系列店は佐世保にはない。

出演:突然段ボール シャムキャッツ owllights
アゴーレーカルキン ホライズン山下宅配便

「owllights」が目的の誘われライブだったが、ライブハウスのチラシで「突然段ボール」の出演を知る。突段!・・・知ってる?1977年に蔦木兄弟を中心として結成。お兄さんが2003年に亡くなったことは知っていたが、その後、弟さんを中心として現役活動中、とまでは知らなかった。弟の蔦木俊二さんが亡き兄に代わってボーカルをとっていたが花粉症。この時期の花粉症ボーカリストはやる気が出なくても仕方ない。


どのバンドも真面目に音楽をしていて面白かった。
アゴーレーカルキン」というネーミングセンスは素晴らしい。そして期待通り、しゃくれていた。思っていたよりもしゃくれていた。
「ホライズン山下宅配便」は、木琴/ギター/キーボード/チェロ/ベース/オーボエ/尺八、という素晴らしい編成もさることながら、何とも言いようがないパフォーマンスが感動モノレベル。音楽のライブで、あれだけ笑ったのは初めて。奇抜過ぎて、どれだけの客が笑えていたのか疑問ではあるけれど。

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花見御苑

新宿御苑に花見へと出かける独身の蠍座

開花宣言が出されてから1週間が過ぎたが、その後気温が上がることなく冷え込みが続き、まだ満開には至らず。すでに開いてしまった花冠は、まだ蕾のままうずくまっているヤツらから、『早まったな』と思われているのかもしれない。そんなせっかちな彼らには、中島みゆきの『ファイト!』のMP3でも贈るから、自分で自分を励ましながら春を待てば良い。



桜じゃないけど、1本の木に2色の花が咲くので珍しがられる桃の木。

入学や入社など、大きな環境の変化を迎える人生の節目に桜。ややドラマ過ぎる感じもするが、そういうセンチメンタルの刷り込みには抗えない。例えば年度の変わり目が秋だったなら、銀杏や紅葉などがその役割を負うのかもしれないが、ギンナンは若干臭いので、春に桜で良かったのか。

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獅子のビール 象のビール

ビールはやっぱり日本のビールが一番美味い、と個人的には思うものの、世界には多種多様な数多くのビールがあり、他国の料理を食べる時くらいは、その国のビールを嗜んでみたい。

ということでタイのビール「シンハ」と「チャーン」。


1933年に創業したシンハビールは、タイビールの代名詞的な存在で、日本にあるタイ料理屋で、シンハビールを置いていない店はないんじゃないかと思うほど必ず置いてあるビール。「シン」は、タイ語で「獅子」のこと。「ハ」は、本国では表記のみで発音はされない。老舗であることといい、名前といい、日本のキリンビール的な存在か。
一方、1991年より販売が開始されたチャーンビールは、低価格が人気で売り上げを伸ばし、ついにはシンハビールを抜き去り、タイビール市場でのシェアの50%を越えて業界1位に急成長したビール。「チャーン」は、タイ語で「象」のこと。


双方とも動物の名前を冠したネーミングなのに、「象ビール」だけに違和感を感じずにはいられない。なぜ?と考えると、アルコール飲料には、肉食動物特有の力強いイメージが合うからじゃなかろうか。アルコールで得られる高揚感と、弱肉強食の世界における捕食者の征服感との間に、どこか通じる部分があるような、ないような。『ウサギビール』は、何だか脱力感を感じてしまうけれど、『クロコダイルビール』は、もうすでに南米の方で売ってるんじゃないかと思われるほど違和感がない。ウサギと同じ草食動物でも、『バッファロービール』となると話は別で、違和感を感じない。バッファローのあの力強い雄姿のせいだ。もうテキサスでは水代わりに飲まれてる。以上、個人的なイメージの羅列。


日本だと、お店で出されるビールは冷えていて当然のモノだけど、外国ではそうとは限らず、タイではビールに氷を入れて飲んだりもする。製造の段階から、氷を入れることを前提として味も濃いめに作られている。もっと知りたいことがある方は、良いタイ人に聞くとイイ。良いタイ人とそうじゃないタイ人の見分け方は、頬を叩くべし。叩かれたのと逆の頬を差し出してくるのがキリスト教徒なタイ人で、叩かれたのと同じ頬を差し出してくるのがマゾなタイ人。蹴り返してきたのはキックボクサーだし、みんなで乾杯しようじゃないか。