メディア芸術祭

文化庁メディア芸術祭にて、面白そうなモノ。


TypeTrace
キーボードのタイピングを記憶して、再生するソフト。
キー入力を記憶したり、ショートカットを記憶させたりするソフトはすでにいくつもあるが、TypeTraceのユニークなところは、時間情報も含めて記憶するところ。つまり、ある人物が、ある文章を入力している最中に、次の言葉に思い悩んで手が止まる様子や、修正や削除に至るまでの過程も、時系列通りに再現されるわけ。メディア芸術祭においても、実際に作家が作品を作り上げていく過程を再現していた。おまけとして、再現される入力内容を反映するためのキーボードまであり。
Mac OS X専用のフリー版がダウンロード可能。


蒸気青月楽団
コンピュータ制御のオープンリール(!)を使用した音楽パフォーマンス。その場で録音した音を使ってDJみたいなことも出来る。レコード(ディスク)は使わないから、テープジョッキー?iPhoneで制御出来るのも面白い。実演はこちらで少しだけ観られる。


TENORI-ON
ボタンを操作することで演奏が出来る音楽インターフェイスMIDIも搭載。各ボタンにはLEDが搭載されており、ピカピカ光るので見た目も面白い。今回のメディア芸術祭で、大賞を受賞。
YAMAHAが絡んでいるけど、YAMAHAの音楽インターフェイスというとMIBURIが思い浮かぶ。すでに開発チームは解散。実際に使用しているのを観たことがあるのは、平沢進さんと僕の先生だけ。


まるで見てきたかのように書いているけど、実際には残念ながら行くことは出来ず、知人に聞いた話を調べて構築しただけというノーエクスペリエンス。ネット上にありがち。