ワッペンとアンテナとメイド

中野ブロードウェイで、ワッペン&アンテナと合流したのは午後4時頃。まだ敬称略中。
ガチャガチャでボタンを押すと萌えなボイスが鳴るヤツを買ったら、ねたみっ娘が出ました。ボタンを押すと「許せない…!」って言うけど、よく聞き取れない。アンテナは(委員長)「そこの男子!」で、ワッペンは(魔女っ娘)「おおきくなぁれ!」「ちいさくなぁれ!」でした。色んな店を冷やかしつつ、時々ボタンを押していましたが、まともな会話も出来やしない。ところで「ガチャガチャ」って、正式(?)には「ガシャポン」ていうみたいですが、そんな馴染みのない呼称。子供ながらに「ガチャガチャ」って呼び方も、俗称なんだろうなーという気はしてましたけど。
値段と中身が一致してるのかしてないのか、よく分からない商品が立ち並ぶ中をぶらりとしつつ、よくこんなラインナップで商売成り立ってるな、っていう、ややマニアックなCDショップ『メカノ』で、

EAST END GIRL

EAST END GIRL

買いました。店内でかかっていて、なかなか興味深かったのもありますが、何より小銭が欲しかったからです。何故小銭を欲したのかというと、ガチャガチャやるためです。『原色日本立体地図図鑑』で関東を!と思ったら九州。次こそ関東を!と思ったら四国。関東!北海道。関東!また四国。今度こそ!と決めて挑んだ最後は、シークレットの北方四島・・・いらねーよ!(ガシャポーン!)いや日本の領土としては欲しいけど。
ブロードウェイを出て、『青葉』でつけ麺食べて、ワッペンが「行きたい」と熱望したメイド喫茶へ。
さて席について最初のサプライズは「アイスコーヒー出来ません」って言われたこと。メニューにはあるけど、1杯出すのが限度だって。喫茶店なのにコーヒー出来ないって画期的過ぎる。
室内は禁煙だったので、ベランダに出てワッペンと一服していた時、一人店内に放置されたアンテナの背中から、ものスゴい哀愁感が漂ってました。長年飼ってる愛犬に、本気で威嚇された時と同じくらいの哀愁感。コンビニでパスタを買ったのに、割り箸が入ってた時と同じくらいの哀愁感。店の真ん中のテーブルで思いっきり一人になってるというのに、メイド誰一人として近寄って来ない。哀愁バリア。
写真撮り損ねたことが悔やまれる。タイトル『哀愁』でピューリッツァ。

メニュー。せっかくだから食べ物も頼んでみっかー、ってことで『メイドにおまかせ』を注文。怖いモノ見たさってのかしら。で、出てきたのが

コレ。一時間かかった結果がコレ。ワッペン東京最後の食事がコレ。
「私ガンバリました」感はあるものの、最初の方に作ったオムレツなんて、当然のごとく冷えてる。タコさんウィンナー足開いてない。恥ずかしがり屋か。まあ「おまかせ」って言い切ってしまったので、ポテトチップス1枚だけ出されたとしても文句は言えないし、それに比べたらマシだと思い込んで食べる。でもさっきつけ麺食べたばかりの小食な僕らは、希望をワッペンに託しました。一人黙々と食べるワッペン。途中から、「お腹キンキンですわー」を連発し始める。キンキン?冷えたの?と思ったら、お腹いっぱい、お腹パンパン、の上位ランクが、お腹キンキン、らしい。ホントですか大阪に詳しい人。食器を下げに来たメイドさんに「お腹キンキンですわー」って何度も繰り返してたワッペンですが、微妙なスマイルでさらりと流されて終了。
予想以上に時間を費やしてしまったメイド喫茶を出て、振り向くことなく東京駅へ。お腹キンキンなワッペンに、ダブった四国を託してお別れ。新幹線の隣の席には、きっとデカい黒人が座ったことでしょう。


今度は大阪行くぜよ。