オフヶレポ・1

オフレポを書くことになりました。タイトルは『嵐ヶ丘』みたいな。
しかしながら1人ではカバーし切れないので、アンテナ改めマンテナさん(元・たむら)と交代で書くことにしました。リレーオフレポでございます。アッチ見たりコッチ見たりと、とても面倒かと思います。しかし片方しか見なくても、全然伝わらなくて愉快かもしれません。
それでは、始めます。


 〜魔都・東京に十傑が降り立つ〜


ついにこの時が来たか、と、予定していた米・仏大統領との首脳会談をキャンセルして、ご自慢のセグウェイで新宿へ向かいました。僕のセグウェイはチョロQと同じ構造のモーターを搭載していまして、しかも自重により、100メートル後ろに引っ張っても80メートルしか進まないというなかなかやっかいなシロモノなんで、いつまで経っても新宿から遠ざかるばかり。仕方がないので途中でセグウェイ乗り捨てて、徒歩で向かいました。後日見に行ったら、セグウェイが根を張っていて動かせなくなってました。セグウェイ使えねー。でもよく見たらセクウェイ。


待ち合わせ場所の新宿東口は、いつもなら野良犬やバッファローくらいしかいないのに、その日は人がいっぱいいて、もう誰が誰やら。「人格さんがやって来る」という情報が、どこからか漏れていたんだと思います。とりあえず、いつもニット帽をかぶっているちょさんなら見つけやすいかと思って見渡してみると、そこにいる9割方の人がニット帽かぶっていました。僕はふと『ニット帽の上をピョンピョンと飛んで、海を渡りきる前にニット帽たちにウソがバレてヒドい目に遭う白ウサギの話』を思い出しました。
仕方がないのでちょさんを目印にするのは諦めて、身長が5メートル半あるたむら(アンテナ)さんを目印にしようと思って見回したんですけど、それらしき人もいなくて、「僕以外、みんな遅刻?」とか思っていたら、上の方から「ガスさーん」という声が。その時すでに僕はたむら(アンテナ)さんの股下にいました。
「他に誰か来てませんかー?」「(キョロキョロ)いや、いませんねー」
たむらさんと話していると、ずーっと上を向いてなくちゃいけないので首が疲れます。時々ヨダレ垂らすし。
しばらくしたら僕のケータイに、「いま、でるでるさんと一緒にいる〜」という、うさうさ脳さんからの連絡があり、うさうさ脳さんとでるでるさんが合流しました。うさ脳さんとは3回目ですが、でるでるさんは初めまして。


うさうさ脳さんは、仕事の関係でいつも口に釘をくわえています。何かの時にはその釘を「プッ」と吹き出して悪者退治するそうです。柱を叩いて良い建物かそうじゃないか分かるらしくて、今日は早めに新宿に来て、新宿中の建物の柱を叩いて回ってたそうです。そしたら8割方の建物が崩壊したらしくて「なってねぇなー」を連呼してました。それで新宿が廃墟ばかりになっていた理由が分かりました。
でるでるさんは、頭にひまわりが咲いてました。冬なのに。そういえば、ひまわりがウロウロしているのが見えていたのですが、まさかそれがでるでるさんだとは思っていませんでした。あと両肩にメロンが乗っていて、カブト虫が群がっていました。


そのあとにやって来たのは、主賓の人格さんを含めた面々。


人格さんといえば、ご存知のようにキセル一本で熊を倒すほどの強者です。助さん格さんももちろん倒せますけど、意外にうっかり八兵衛だけはライバルと認めているそうです。着物を着て「しゃなり、しゃなり」とゆっくり歩く姿に優雅さを感じました。ジャパニーズ・ビューティー
外人さんは、日本語苦手なんですけど、今回のミッションの全てを取り仕切る切れ者です。「パードゥン?」が口癖でした。鼻が高くて、頂点のところでは気圧が低いので、登ってみたらポテトチップスの袋がパンパンに膨らみました。
田口パンティさんは、カタカナのお名前だからそうじゃないかとは思っていたんですけど、ハーフでした。洋服がパンティの縫い合わせで出来ていて、レースがキレーでした。全然エロチックじゃなく、でも上品な色気を感じるという、ヴィダルサスーンの新作のドレスがお似合いでした。
ちょさんは、やはりニット帽をかぶっていました。でも、よく見たら上がこげ茶で、今までニット帽だと思っていたのは、本物のプリンでした。かわいー。そりゃクワガタ虫が群がっているはずですね。本人同士はにこやかなのに、でるでるさんのカブト虫との昆虫界の争いは激しかったです。
無印さん、改め貉(むじな)さんは、ひょっとこのお面をかぶっていて、結局最後まで素顔は見られませんでした。夜行バスでやって来ると聞いていたのですが、夜行猫バスで来てまして、挨拶からオフ会途中まで「この馬鹿メイ!この馬鹿メイ!」しか言いませんでした。メイはまだ見つかっていなかったんですけど。
40秒さんは、時間の単位でした。もう人間じゃなくて、時間という概念で出来ていました。難しいですけど、そこを説明し始めると相対性理論とか絡んできてややこしくなるので、「はぁ、そうなんだ」と思って下さい。でもすごいテンション高い時間の概念でした。


かくして揃ったメンバーで、新宿の危機を救いに向かいました。


 続く