新スポーツ案

置石卓球
卓上に置石を置いてやる卓球。置く数は相手との相談の上で決定。球が置石に当たった場合、当然球がイレギュラーな方向へ飛んでいくので、通常よりも緊張感が増すが、もちろん自分が打った球が自陣へ跳ね返って来る可能性もある。ヘタしたら壁打ち卓球な状況にもなりえるので注意。亜流として、石の代わりに亀を置く置亀卓球もある。のそのそと動くのだが、彼らにとってもいい迷惑。負けたら死刑。

・ハトミントン
ダジャレ発想だからってそんな目で見ないで。選手の腰に鳩の餌が入った袋を付け、小さな穴を開けてプレイするバトミントン。場所は当然、鳩がたくさん集まるような公園などが望ましい。バトミントンは通常通りにプレイするが、鳩たちがこぼれ落ちた餌を狙って集まってくるので、足元の鳩に注意が逸れたり、飛び立つ鳩に視界を遮られたりする。スマッシュ時に鳩を打たないように注意。愛護団体から怒られる。負けたら死刑。

・ホックシング
ダジャレ発想だからってそんな目で見んな2。原型はもちろんボクシングだが、相手選手が付けているブラジャーのホックを外したら勝ち。ただしグローブはボクシングのそれと同じモノなので、そんな細かい作業は非常に困難を極め、相手をKOしてからもなかなか決着がつかずイライラするので注意。通常はフロントホックタイプを使用するが、力量差がある場合には、ハンデとして背中ホックのタイプを着用する場合もある。負けたら死刑。ところでフロントホックじゃない方のホックって、なんて言うんですかね?

・小林水球
ちょっといじめられっ子はいってる小林くん(仮名)のメガネをボールの中にいれ、水球を行う。相手選手だけでなく、どちらのチームにもまったく関係がない小林くん(仮名)も「返してよぉ〜」と執拗にボールを追いかけてくるが、メガネがないのでよく見えず、とにかく動くモノを捕らえようとするので注意。というかあんなに体力を消耗する水球に混ざる小林くん(仮名)がすごい。キミに必要なのはあと少しの勇気だ。負けたら死刑。

・ゆーとぴあドッジボール
相手同士が口に長いゴムをくわえて行われるドッジボール。ボールが当たった場合だけでなく、口にくわえたゴムを離してしまった場合もアウトとなる。ボールに当たらないようにするには相手から距離をとった方が良いが、相手から離れるほどゴムパッチンの威力は増すので、防衛本能がどう働くかが見もの。アウトになった選手のゴムは、自チーム内の他の選手がくわえることになるので、例えば5対1の状況ならば、1人で5本のゴムをくわえなければならない。アゴの疲れに注意。しかしゴムは障害物と見なされるので、ボールに対するバリアとして活用することも可能。負けたら死刑。

おまけ

・ダーク・イン・ザ・カバディ
全員が目隠ししてカバディ。当然「カバディカバディカバディ・・・」と言い続けなければならないが、捕まえようとする選手たちも目隠ししているので、その声の方向にわらわらと向かってくる。思いついたものの、だからなに?という感じだが、「ルールの設定上、自分がしなければいけないことが、自分を不利にする」という構造はちょっと面白い。あ、でもスポーツのルールって大概そんなもんですかね。