インクの季節

年末につき、インクを買いに行く。

年賀状をプリントするのに使う予定のインクですが、基本的に私的な年賀状は出さないようになりました。メールという御挨拶手段がこれほど蔓延る以前からなので、特にメールのせいでもなく。やっぱり紙の材料となる森林伐採とか深刻よね!とかこの時期だけ思う。折良く再生紙の問題なども話題になったりして、こりゃ無駄な追い風が吹いているかもしれん。それでもあれこれ御挨拶は必要な気もするので、結局は年賀状を作るのですが。
プリンタープリンターなどと言ったって、インクがなければ何にも出来ないのな。いくらハイテク化(何か恥ずかしい)が進んでも、結局は液体頼りにならざるを得ないところは、宇宙へ行けるようになっても雨の日には傘をさす人間に似ていなくもない。インクの入れ替えとかも面倒くさいしなー。とかブツクサ言ってたら、インク不要のプリント用紙といえば、感熱紙があったことを思い出す。自分で使うことはなくなったけど、FAXやレシートに多用されていて、毎日のように接しているけど、存在感薄い。でもカラーは無理よね。と思ったら、フルカラー印刷が可能な感熱紙「ZINK紙」ってのが昨年に開発されてました。スゴイぞハイテク化(何か恥ずかしい)。
感熱紙ってその名の通り熱による化学反応で紙表面を黒く変色させて印刷するのに、フルカラーってどういうこと?温度の違いでフルカラー?65535色をグラデーション印刷するなら、最終的に印刷される黒は65535℃か。それって結構熱いよね。
とか考えつつ交換用のインクを買ったら、プリンター指定のインクじゃなくて、黒がボンヤリと印刷されてしまう。墨絵のようなボンヤリ加減なら味もあるのに、ただボンヤリしている。