080923


重機(パワーショベル?)の座席部分が押し潰され、そこに見知らぬ少女が挟まっている。体はほぼ座席部分に埋まり、そこから首から上と、右腕だけがだらんと垂れ下がっている。普通、少女は死んでいると考えるのが妥当な状況だが、もしかしたら眠っているだけかもしれない、とも思う。好奇心から、さらに近付いてみると、その右横に硬貨を投入する機械があり、『次のイメージ』と書かれている。財布を取り出し、そこに500円玉を投入してみたら、少女が顔を上げ、僕を見つめてニッコリと笑った。でも2秒後には、少女はまた元の姿勢に戻ってしまった。僕は「短かっ!」と思ったけど、声には出さず、次の駅まで歩いていくことにした。