三谷アワアワー

ザ・マジックアワー」観賞。

三谷脚本というと、全作担当した作品ではないけど「やっぱり猫が好き」が一番印象的。僕がまだ中学生の頃、深夜に始まったばかりの「ガキの使い」と共に、ビデオに録って何度も繰り返し見ていて、深夜まで繰り返し見てるものだから朝起きられず、結果的に学校をサボり、サボっても特にすることがないので、また繰り返しビデオを見る。もはや自己洗脳に近い状態。昔の自分の事ながら、書いてて心配になってきた。あの頃、僕の中に何かの種が植えられたんだろう。果たして花は咲いたのか。


で、肝心のザ・マジックアワー。面白い。それまでに観たいくつかの三谷作品は、期待が過剰過ぎたからか、満足するほどではなかったけど、マジックアワーは傑出の出来映え。劇場内がこれほど笑い声に包まれる映画って珍しい。
珍しいついでに。舞台挨拶などの予定があったわけでもないのに、隣に三谷監督が座ったからビックリした。何ともウソ臭い話になることは承知の上だけど、ホントにあったことだから仕方がない。一番端っこの、スクリーンが見づらい席に座って自分の作品を鑑賞する三谷監督。途中、僕の連れが席を立った時、それを通すために、三谷監督がちょっと腰を浮かせていた。戻って来た時にも腰を浮かせていた。自分の作品を鑑賞中に邪魔されるのって、どんな気持ちになるんだろう。結局、三谷監督の存在は誰にも気付かれることなく上映は終了。すかさず握手を求めたところ、周囲の人たちが気付き始め、ザワザワのちワーッとなった。拍手喝采の中、三谷監督は「お先に失礼します!」と言って去って行かれた。


その後、つんく♂プロデュースのお好み焼き屋「お好み茶屋 かりふわ堂」に行った。

以前、知り合いが行ったらつんくがいたらしいけど、今日は見かけない。でもお好み焼きに限らず、料理はどれも美味しい。そして帰ろうとしたら傘をパクられていた。でもその傘はゲーセンで借りたビニール傘でした。今日一日を数値化すると、いったいプラスマイナスいくつでしょう。