ペラペラ三国志

大三国志展なるものが、東京富士美術館でやってまして、そこそこの三国志好きであり、自分のケータイを密かに「呂布さん」と呼んでいる(大ウソ)僕は、こりゃ行っておかなくては!と思いました。もう明日で終わっちゃうらしいし。


しかし、東京富士美術館。設立者は創価の池田会長であり、必然的に客は、
1.創価には興味ないけど純粋な三国志ファン
2.三国志には興味ないけど純粋な学会員
3.三国志好きな学会員
という三国志なことになる予感ヒシヒシ。
実際、途中のバスの中でも目の前にいたおば様が、
「コレ読んでおけば大体のこと分かるわよ。私は読んでないけど」
と、同伴のおば様に紙を渡していました。三国志が要約された文章をプリントアウトしたモノのようでしたが、三国志が紙切れ2枚にまとまっていて、しかもそれすら読んでないという切ないシーン。受け取ったおば様も5秒見ただけでお喋りにお戻りになられる。どちらも『2』に該当すると方々と見受けられますが、予備知識ゼロで赤壁に臨まれますか。孔明が東南の風を吹かせたところで「洗濯物がよく乾きそう」くらいにしか思われませんか。
美術や芸術に接する姿勢なんて各々自由であるべきと思いますが、そのような熱心な方たちが押し寄せるせいで混雑するのか・・・と思う部分があったりもするけれど、私は元気です(結論)。
一般的によく知られる『三国志演義』がほぼ創作物であり、いわば同人誌みたいなモノかと思うと、もうウソでもホントでもどっちでもイイ気もしてきますが、それでも「曹操一族の墓から出土した葬衣」とか「呉の兵士の刀」など、興味深い展示品がありました。「自分、黄蓋っス」って日本語だけ覚えさせられたチョウ・ユンファが出て来ても「おぉ!」って思っちゃうかも・・・いや、そりゃさすがに「おぉ!」って思うわな。


八王子駅近くで、目を引くカー見つけた。

コレってキャデラック?
車よりも、深海生物の方に興味を感じる僕なので、誤認かも。