福井行脚08

ごまぱんさんとお別れしても、福井行脚は絶賛継続中。なぜなら僕のルーツの一端は、この地にあるのだから。ガスか電池かで言うと、はてどっちなのだろう。

久々に釣りなどを嗜んでみる。とはいえ、わざわざ釣竿を持って川の上流などを目指さなくても、家のすぐ横を流れる川で魚が釣れてしまうので、あぜ道でミミズをほじくり出し、それを餌にして家の中から糸を垂らす。釣れた。ミミズを付ける。糸を垂らす。釣れた。ミミズ装着。垂らす。釣れた。飽きた。

久々にパチンコに興じてみる。エヴァンゲリオンが、みるみるうちに僕のお金を吸い込んでいく。僕とお前のシンクロ率はいくつだ。ほぼゼロか。僕に興味ナシか。まあ福井経済に貢献できるなら、それも良かろう・・・そろそろ出るんじゃないのー?・・・あ、やっぱ無理ですかー。

「今の時期ならホタルが見られる」とダンジリーナさんから聞いていたので、それ見たかったなぁ、と思っていたら、「そんなん、そこの川でも見られんで。一番多い時期はもう過ぎたけど」と言われる。そんなん扱い。東京でホタルが見られる場所なんてあったら、立派な観光名所になるのに。
久々にホタルを観賞してみる。家の外に出て、すぐ横の川を見つめていると・・・おお、確かにチラホラと光ってら。ロマンチック。ホタルを見るなんて、いつ以来だろう。そしてどんだけ自然豊かなんだ。郷愁と感動。
家の中に戻ったら、親戚の叔父が「あ、虫」と言いながら、手近にあった新聞紙を丸める。パシッと叩き落としてみれば、「ん?こいつホタルや」。嗚呼何てことを。僕の郷愁と感動が、酔っ払いの一撃で叩き落とされた瞬間。最後に弱々しく光りながら、ロマンチックが昇天。合掌。


そんなこんなでありがとう福井。都会の生活に疲れた人は、あのユルい時間に浸りに行けばイイと思います。
帰りの電車が止まってて、東京に帰り着くのが予定より3時間ほど遅れました。