現実に見るコント 〜警官編〜


「あの、自転車の防犯登録を確認させてもらってよろしいでしょうか?」
「あ、はい」
「では失礼して・・・えー自転車の防犯登録確認をお願いします・・・」
「・・・・・」
「今日はお仕事ですか?」
「いえ、休みです」
「なるほど、それで遠くまでお出かけでしたか」
「遠くではないですけど・・・」
「イイ自転車ですねー。ブリジストン
「まぁ・・・」
「国産じゃないですか」
「はい」
「盗まれたりしないように、大切にして下さい。ちゃんと鍵かけて」
「はぁ」
「ここら辺も、一見こんなに静かで平和そうに見えますけど、自転車盗んでいく人とかもいますんでね」
「へぇ」
「まあ私、ここの担当になってまだ間もないんですけどね」
「・・・(僕は30年住んでるんですけどね)」
「鍵の部分を電気ドリルで壊して盗まれたりする場合もあるそうですよ」
「へぇ」
「そうなると、もう鍵かけてても意味ないんですけどね(笑)」
「そうですね」
「・・・えーと、どうもお時間をとらせました」
「いえ」
「では、気をつけてお帰りください」
「どうも」