エラーの末裔

熊楠屋のモツにらそばと塩さばおにぎり。

モツから良いダシが出ていて美味しいのです。ところでモツって「臓物」のモツなわけで、正直に「臓物にらそば」って書くと、何だか麺が腸っぽい気がしてきて食欲が減退してしまいそうですが、でも美味しい。


そういえば、すでに御存知の方もおられるかと思いますが、僕はつい最近知って少なからず驚きを覚えました。
慶應義塾大学先端生命研究所で細菌にデータを保存するという研究が進められているそうで。現在のところ、とても実用的とは言えないようですが、生命と科学の融合に、こんな形でお目にかかるとは。さらにそこから勝手に解釈すれば、僕ら一人一人も、メモリーの一部と考えられなくもない。キミ何メガ?それって何バイト?
ところでリンク先のこの一文。先頃読んでいた『DZ(ディーズィー)』の内容にリンクしていて印象深かったです。

生物は自分でDNAを組み換える性質を持っており、そのため情報が変化してしまう危険性があるからだ。なぜ生物はDNAを組み換えるのかといえば、常に完ぺきにDNAを伝えていくだけでは、進化できなくなるからである。

進化って、やっぱりエラーの結果なのね。神様的な何かが、いつかどこかでDNAを写し間違えてしまったのでしょう。買い物しようと町まで出かけたが財布を忘れて愉快な人類誕生。