杉山と松戸

この「はた織り鶴の一撃」を始める前、どこのブログを利用しようかと迷い、いくつか登録してみて、テストがてら適当なことを書いてました。その中の1つに、こんなのがありました。
コントですね。「!」を使って文章のテンションを高めるのは好みではないので、ダラダラしてます。その上やたら長いです。僕だったら読みません。

読みませんよ?


 〜杉山と松戸


杉山「ボクね、前々から警察官に憧れてたんですよ」
松戸「あ、そうなの。初めて聞いた」
杉山「カッコイイじゃないですか警察官て」
松戸「そう?」
杉山「制服をビシッと着て、拳銃とか持ってるんですよ」
松戸「あー、そういう思考の人が警察官にならなくて良かったよ」
杉山「まあ憧れで終わったんですけど」
松戸「で、それがどうしたの?」
杉山「なんかふと、警察官を体験してみたくなったんです」
松戸「警察官の一日体験なんてあるの?」
杉山「あるわけないじゃないですか農業じゃあるまいし」
松戸「でもアイドルが一日警察署長やったりするじゃない」
杉山「それはありますね」
松戸「一般の人には無理?」
杉山「出来るみたいですよ。あれってローテーションで回ってくるみたいです」
松戸「毎日?」
杉山「はい」
松戸「365日?」
杉山「はい」
松戸「へー・・・あれ?じゃあ本当の警察署長は何してるの?」
杉山「いませんよ、そんな人」
松戸「えー、嘘でしょ」
杉山「じゃあ秋田のナマハゲで、鬼の役をやる人いるじゃないですか」
松戸「うん」
杉山「でも鬼って、実際にはいませんよね」
松戸「うん?・・・あーなるほどね。警察署長って鬼みたいなもんなのか」
杉山「空想上の動物ですね」
松戸「そうかそうか」
杉山「・・・・・」
松戸「・・・・・」
杉山「・・・・・」
松戸「・・・・・」
杉山「・・・あの、それで」
松戸「え?なに?」
杉山「警察官を体験してみたいんですよ」
松戸「一日警察署長の番を待ってるしかないじゃん」
杉山「いえ、それは警察署長であって、警察官とは違うじゃないですか」
松戸「うーん、まあそうか」
杉山「だから、『ごっこ』でいいんで、ちょっと体験してみたいなーって」
松戸「ふむふむ」
杉山「で、ボクが警察官役に扮するので、犯人役やってくれませんか?」
松戸「え?オレが?」
杉山「2人しかいませんし」
松戸「まあ別にやることないし、試しにやってみようか」
杉山「お願いします」
松戸「じゃあ刺すね」
杉山「え?」
松戸「オレ、警察官殺しの犯人役やるから」
杉山「ボクが刺されるんですか?」
松戸「そう」
杉山「・・・あれ?今すぐですか?」
松戸「うん」
杉山「そうなると、ボクの活躍の場ってまったくなくないですか?」
松戸「でも間違いなく警察官だよ。死んだら殉職とか言われるし」
杉山「あ、えぇーと、もう少し詳しく話すべきでした」
松戸「なに?」
杉山「警察官として、正義の味方として、活躍する警察官の役をやりたいんです」
松戸「そうなんだ」
杉山「死ぬとかそういうのは勘弁で」
松戸「ああ、死なない方の警察官ね」
杉山「なんかジェイソンみたいですね」
松戸「誰それ?K−1の選手?」
杉山「そうですね」
松戸「強いの?」
杉山「弱いですよ。毎回瀕死の重傷を負います」
松戸「でも死なないんだ」
杉山「死なないことが売りのK−1選手なんで」
松戸「へぇー」
杉山「毎回ボコボコにされるんですよ。腕とか普通にもげますし」
松戸「それって結構危険じゃない?」
杉山「ガードした腕が飛んだりして」
松戸「その飛んでった腕を持って殴れば、リーチ倍になるのに」
杉山「痛くてそれどころじゃないでしょうね」
松戸「まあそりゃ痛いよね」
杉山「で、警察官なんですけど」
松戸「ああ、そうだった」
杉山「えーと、銀行強盗の役をお願いできますか?」
松戸「うん、なんでもいいよ。じゃあやってみようか・・・ここでいい?」
杉山「あ、はい。どこでも」
松戸「んじゃあ、ここが受付で・・・オイ、金を出せ」
杉山「あの・・・」
松戸「ん?」
杉山「せめてこう、立ち上がってくれませんかね?」
松戸「このままじゃダメ?」
杉山「寝転がりながら銀行強盗って、あんまりいない気がするんで」
松戸「そっか。んじゃ立ち上がって、と・・・オイ、金を出せ」
杉山「あのボクに言われても困るかなーって。ボク銀行員の設定じゃないんで」
松戸「うーん、結構面倒なもんだね」
杉山「すみません」
松戸「いいけど。オイ、金を出せ・・・ピ・ピ・ピ・ご利用ありがとうございました」
杉山「いま機械とやりとりしませんでした?」
松戸「うん、口座から引き出しました」
杉山「そりゃ金出しますよね」
松戸「でも手数料とられちゃった」
杉山「メインバンクじゃなかったんですね」
松戸「そう」
杉山「でも、別に悪いことしたわけじゃないんで、ボクの出番なかったです」
松戸「ああ、そうか。じゃあもう1回・・・オイ、金を出せ。この袋に詰めろ」
杉山「あ、いい感じですよ」
松戸「モタモタするな。まだあるだろう。もっと出せ・・・あれ?恵子ちゃん?」
杉山「・・・?」
松戸「ボクのこと覚えてない?中学2年のとき、一緒のクラスになった松戸だけど」
杉山「あ、あの」
松戸「なに?」
杉山「その設定で、これからどうするんですか?」
松戸「昔話に花を咲かせるの」
杉山「それから?」
松戸「んー、彼女を人質にして逃亡」
杉山「なるほど」
松戸「でも彼女もオレと知り合いだってことで、恐怖心はあんまりなくて」
杉山「逃亡中に恋が芽生えたりとか?」
松戸「ああ、あるね。多いにありえるね」
杉山「ボクの出番、かなり後回しになりませんか?」
松戸「ダメ?」
杉山「まあ、いいですけど」
松戸「んじゃあ続きを・・・あれ?恵子ちゃん?」
杉山「あ、CM明けみたい」
松戸「分かった?」
杉山「ええ、まあ」
松戸「あれって結構邪魔臭いよね」
杉山「そうですね」