道端にて高笑い

設問・1  商店街の道端で、泣き喚く乳飲み子と、その子を抱きかかえる外国人の母親、そして世話好きな初老のオバ様を御想像下さい。
初老のオバ様が、泣き止まない乳飲み子に向かって、「サンキュー」連呼。あやしているつもりなのでしょうが、英語なら何でもイイってわけでもなかろうに。思いついた英単語が、それだけしかなかったのでしょうか。しかも外国人のお母さんは背も高いので、抱きかかえられた子も、当然そのおば様のはるか頭上におられ、オバ様は上を見上げながらの「サンキュー、サンキュー」。ブロンドヘアーのお母さんも、明らかに苦笑い。外人の生苦笑いって初めて見たかも。ハハハ。


設問・2  新宿は歌舞伎町の外れの道端で、夜中に道行く男性に声をかける2人のオカマを御想像下さい。
「アンタここでいくらでやってるのよっ!」「そっちこそいくらなのさっ!」
ってのは、同じ場所に立った2人のオカマの口喧嘩で連呼されていたセリフ。お互いに「キィーッ!」って感じでした。オカマ口調を崩さないのは、さすがプロと言うべきか。価値観は人それぞれですが、僕には2人の差は小銭程度しかないように思われました。口調はまんまおすぎさんとピーコさんでした。ハハハ。


設問・3  ちょうど自転車の長さ程度の幅の道端で、お喋りに花を咲かせる酔っぱらい大学生(推定)5人を御想像下さい。
「この道は占拠した」とばかりにたむろしての御歓談。しかもその内1人の女子が、自転車を横にして置いており、歩道完全封鎖の姿勢をさらに強固なものにしています。縦に置けば、まだ人が通れる間も出来るというものを。大学の入試には、そんな問題は出ないのか。深夜という時間帯で人通りはほとんどないものの、僕みたいな自転車に乗った通行人もまだいるわけです。ガードレールがあるので、ひょいと車道に避けることも出来ません。えぇい、こうなりゃ強行突破だードカンッ!自転車と自転車がゴッツンコ。女子大生は「きゃあ!」だって。自転車が止まらずに突っ込んできたら、そりゃビックリしますわな。ハハハ。