終章・御神体降臨の儀

Windowsマシンが、あれこれ悪あがきしても、まったく改善しないので、ついに「御神体」の登場。「御神体」というのは、僕のWindowsの祖となっている、IBMメイドの40ギガHDのことです。
OSと主要なアプリケーションが全て詰め込まれているので、障害が発生し、復旧のメドが立たない場合には、このHDの内容をコピーして復旧させます。
普段は、お子様の手の届かない高い所に安置されています。


その御神体をマスターとしてつなぎ、障害が発生していたHDをスレーブにつないで起動。さあ、どうだ・・・あれ?をスレーブに設定したはずのHDがマスターとして認識されてしまっている。これではダメだ。一旦スレーブディスクを外し、御神体だけで立ち上げてみる。
・・・ギー・・・カシーン、ガガガ・・・
わー!御神体様から異音が出たー!BIOSにも認識されてねぇー!ぎゃー!
電源を落とし、ケーブル類を念入りに確認して、再度立ち上げてみる・・・お、立ち上がった。ほっ。しかし大いに不安が残る。
いまコイツを失うのは大きな痛手である。役目を果たすまでは持ちこたえてもらわないと。そのチップと回路に宿る魂を、別の器に移さなければ。
御神体は、普段はインターネットどころかマシンにさえつながれていないので、環境も以前のままである。いまは使っていないアプリケーションが残っていたりして懐かしい。しばしマシンに薫るノスタルジィに浸る・・・あれ?・・・と、止まった!


ネットで探しても似たような症例が見つからず、もしかしたらOS上の問題ではないかもしれない、と怪んではいたが、これでハードの問題であると断定された。
良いニュースは、いままでのHDには多分問題はナイので、そのまま使用してもダイジョブということ。
悪いニュースは、そのHDを使用するボディのどこに欠陥があるのかが分からないということだ。


PC発注しよっと。