新居昭乃という人

気付いたら雑記ばかりで、音楽のことをあんまり話してないな、と。
安易ながら、最近よく聴いているCDの話でもいたしましょうか。
まあこういった類いの話ってのは、知らない人にとっては何の興味も沸きませんやね。
僕も音楽レビューなんてほとんど読みません。前振りとしては最悪。

最近、よく聴くのは新居昭乃さん。
http://www.jvcmusic.co.jp/akino/index.html
アニメの主題歌とかかなりの数を担当されてるんじゃないでしょうか。アニメにゃ明るくないので、詳しくは知りませんけど。ジャパニメー。
民族音楽の世界観が濃いそれまでの路線から、現在の音響系な路線に転換してからは少し遠ざかっていたが、その音世界が心地よろしく、ここ半年ほどのめり込んでいる。
んー、つまり自分の中に受け入れる体勢が出来たってことなのでしょう。成長したね。そう？

昭乃さんの音楽には、孤独感が漂っているように思う。
押し付けがましくない淡いメロディと、感情を強く出さない淡々としたボーカルが、より一層その孤独感を際立たせ、時に痛々しいほどのメッセージを残す。
しかしそれぞれの曲には、だからこその優しさと希望が詰め込まれている。

『見ないふりしていた小鳥　羽をなくした運命のとおりに
　この空の重さをはかる　私の願いとどちらが重いの？（Flower）』