サンタ秘話

今日は、わたしのダージリンを紹介します。三田くんです。いま「ダーリン」を間違えて「ダージリン」って書いちゃったけど、手元に修正ペンがないので、「ダージリン」と書いて「ダーリン」と読んでください。
三田くんと知り合ったのは、クリスマスイブの夜でした。街はクリスマスの飾り付けでとても賑やかだったけれど、わたしはドーナツの穴を見つめるバイトが忙しくて、とてもそんな気分ではありません。
しかもクリスマスシーズンは、ただ流れてくるドーナツを見てるだけじゃダメで、その穴にトナカイの鼻(赤)を詰める作業があるのです。穴が塞がったらドーナツじゃないんじゃない?というバイトたちの疑問などお構いなしに、流れてくるドーナツにトナカイの鼻(茶)が詰められていきます。しかも穴が動いてるから、わたしなんてロングパットの場合はなかなか入りません。この道15年のベテラン、タナカ(漢字ど忘れしました・泣)さん(仮名)くらいになっちゃうと、バンカーからのトナカイの鼻(紫)をチップチンドーナツなんて芸当まで披露してましたが、砂までバサッとまぶしちゃうので、シュガードーナツなのかスナードーナツなのか判別が難しくなってしまいました。あ、スナードーナツってのはわたしがいま思い付きで書いただけで、そんなドーナツは当店にはございません(核)。あ、この『核』ってのはアトミックボムのことではないので、軽々しく広島や長崎のことを思い出さないでね。
あ、そうだ。わたしのダーリ人の話でしたね。ずいぶん話がそれたうえに、今度はダージリンさえも間違えてしまいましたが、わたしのダージリンは、そんな世界史に出てくるのかこないのか、ちょっと検索して調べてみようなんて思わせるような微妙な人種ではありません。
もう書くスペースがなくなっちゃいました。私のダーリ人のことは、また次の手紙に書きますね。というかメールしますね。でもメールの方がきっと先に着いちゃうから、この手紙を出してから三日以内にメールを読まないとお母さんは呪われます。


そちらタージマハールもクリスマスですか?それともお正月でしょうか?


 みつこ