電池に歴史あり

こちらの一部のBGMを担当させて頂いたのが、僕が最初に手掛けた音楽のお仕事だと記憶しています。もう何年前のことになるじゃろか?
それ以前にも、ちょこっと担当させて頂いたことはありましたが、「仕事」という認識だったのはコレが初めてじゃないかと。
この「ハンゲーム」、御存知の方が多いのは意外でした。当時はMacしか所有していなかった僕は、Winオンリーのこのサイトの存在すら知らなかったので。
URLを載せましたが、別に宣伝のつもりではありません。もう何年も前のことですので、現在もまだ使用されているのかどうか分かりませんし、作った当人も、どんな曲だったか覚えていないくらいですので。Winを入手してから一度登録しようとした時に、たまたまメンテナンス中でして、縁がないものと思い、結局確認しないまま今に至っています。
ギャラが○○○だったことはよく覚えています・・・んー?バナナ?


そんなガス電池さんですけど、学生時代から音楽大好きだったかというと、決してそんなわけではなく、大多数の男子諸君と同様、むしろキライでした。中学時代には、ここだけの話(「ナイショだよ!」)、音楽の成績が『1』だったこともあります。わざわざ鍵カッコせんでも。
だってさー、義務教育時期にモーツァルトだのシューベルトだの言われてもさー。ベートーベンなんて、怪談の登場人物が関の山ですよね。高校生の時には、選択で「美術」を選び、音楽って何だっけ?な有り様。
それが今、曲作ってお金頂いてます。なんで?再来年あたりの僕は、サーカス団で綱渡りでもしているんじゃないですかね。それはそれで夢がある。


音楽の授業というのはとにかくつまらないので、結構はしゃいでました。椅子の上から、リコーダー吹いたり歌ったりしてる友達の延髄にフライングクロスチョップとか喰らわせてました。残念なことに、『フライングクロスチョップを喰らわせる音』が使用されている楽曲なんて、僕が知る限りに置いて(おそらくその条件を前提としなくても)存在していません。
しかもフライングクロスチョップの飛距離を伸ばす研究に余念がなかった僕は、ノートもまったくとっていなかったので、学期末のノート提出の時、白紙の五線譜ノートを出すよりはマシだろうと、似たような4線の英語のノートを提出してました。
そりゃ『1』になるわよね。音楽的に何を学んだのかまったく見えないし。
今だったら「あーその英文、実は無調音楽の楽譜なんですよねー。aがドで、bがド♯で・・・」なんて前衛芸術家気取りな言い訳も出来るのですが、当時の僕にそんな知識はなく。だってフライングクロスチョップで友達の歌を止めることしか考えてませんから。


グリーングリーン♪青空には小鳥が歌い〜♪グリーングリーン
 丘の上にはララ緑がゆ(フライングクロスチョップ!)ぐぇっ!?」


そりゃあ大笑い。


ああ、義務教育中の自分に言いたい。「真面目に勉強しなさい!」って言いたい。
でもまぁ、フライングクロスチョップを喰らわされるのがオチでしょうなぁ。バカだったもんなぁ・・・あ、今もか。へっへっへ。